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主に闇詩・作詞・短小説を載せています。 よろしくお願いします。
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紅マ吉
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天野月子さんのファンです。
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                                    呼吸する度、

              苦しくて、

              どうしようもない。

              何故か、
                
              幼い頃から
              
              鏡が、

              キライだった。

              目の前に、

              どんな姿で、

              どんな顔して、

              映っているか、

              怖くて、

              恐くて・・・。


              fin

               ※忠告 コピーなどは絶対にダメです。

 

              kichi
              
 

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呼吸する度、

              苦しくて、

              どうしようもない。

              何故か、
                
              幼い頃から
              
              鏡が、

              キライだった。

              目の前に、

              どんな姿で、

              どんな顔して、

              映っているか、

              怖くて、

              恐くて・・・。


              fin

               ※忠告 コピーなどは絶対にダメです。

 

              kichi
              
 

この音のない世界で

僕は何をしようか。

この世界で、

何が生まれ

何が消滅するのだろうか。

この世界は真っ暗なのに、

僕の頭の中は真っ白だ。

僕の頭の中は真っ白なのに、

僕の心は、

乱れ、崩れ、黒く、

染まったいた。

なに一つ、音をたてずに。

この世界に音が響くことは無い。

不思議な感覚とともに自分を失っていく。

ガセの苦痛に惑わされ、

本物の苦痛に気付くことは無い。

こんな世界に望みなどあるのだろうか。

もはや、この世界に希望などあるのだろうか。

あぁ、どんなに、どんなに、

手を伸ばしても届かなかった、あの月が

今、目の前にある。

どうして今まで届かなかったのだろう。

こんなにも、近くにあるのに。

僕はゆっくりと、

足を進めた。

ゆっくりと、手を伸ばしながら。

もう一歩進もうと、足を出した瞬間。

僕は、マンホールのような穴にスロモーションのようにゆっくりと
落ちていく感覚に悲鳴を上げた。

ふ、と瞼をあければそこは自分の部屋だということに気付いた。
僕はベットから、落ちたらしく頭と腰がものすごく痛かった。それに、背中と脇が汗で濡れていて気持ち悪かった。そんなことを思っていたら、母がノックもせずに部屋に入ってきて
「あんた、休みだからって何時だとおもってんの。」
あいからわず、のんびりとした口調で怒ってきた。僕は手で背中に風を送りながら、いつもの言葉で返事をした。「今、行くから。」
母はため息を吐きながら、パタンと部屋のドアを閉めた。
しばらく僕は、ある現実を受け入れることが出来なかった。イヤ、出来るわけがない。窓から、微かに見える月は赤く、僕の机にはマンホールで見た人形が当たり前のように座っていたからだった。僕はその人形を見た時、背中に寒気がはしった。誰かが僕の後ろに居るような気がした。

 

 

fin


※忠告 コピーなどは絶対にダメです。

 


kichi
 

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