赤い瞳、
白い体、
鋭い牙、
鋭い爪、
長い長い耳、
まるいまるい尻尾、
兎の手元には、予定の時刻から過ぎていることを
知らせている、時計。
兎、無い道を走って目的地へと向かう
アリスはその兎が、現在(今)が、幻と知らずに
兎の後ろ姿を追う、走る、向かう
そして、手を伸ばした。
その瞬間、兎が振り向いた
アリスは、その光景を疑った。
兎の赤い瞳が蒼く、澱んでいた。
その瞳から、透明の雫がポタポタと、
落ちていく。
アリスには、その雫がスローモーションのように
ゆっくり、ゆっくりと落ちていく、頬をつたっていく
最初の雫が地面に、落ちた瞬間....
アリスは目を覚ました。
=fin=
kichi
※忠告 コピーなどは絶対にダメです。
赤.....
赤といえば林檎
赤といえば消防署
赤といえば口紅
あたしの「赤といえば何?」かって?
そうだな....。
「赤」といえば「血」かな。
血はちでも、いろんな血の色があるんだよ。
その血の色はその人の裏を現す。
だから、あたしの血は黒が混ざった赤でドロドロなんだ。
ねぇ、あなたの血の色は?濃さは?
一生分からず、終えることを願うよ。
だって、おかしいじゃない...。
意味、分かる?
=fin=
kichi
※忠告 コピーなどは絶対にダメです。
何故、人は悪魔を信じ
天使を信じない?
それはきっと、恐れているからだ。
天使から嫌われることを恐れているから、
人は皆、天使を信じないんだ。
今の僕には、こんな答えしかでない。
だって、僕もそうだから。
君は知らない。
僕は淀んでいる心をもっていることを、
僕は知ってる。
君は純粋で美しい心をもっていることを、
君は知らない。
僕は君の笑顔や言葉....
君の存在に、
支えられていたことを、
励まされていたことを。
僕は知らない。
君はたった今、とてつもなく苦しく悩んでいると。
ごめんね、気がつかなくて。
夜空を見上げるときだけ、君は哀しそうな瞳で見るんだ。
ずっと、そのことを疑問に思ってた。
けど、なんだか怖くて聞けなかったんだ。
だから、僕は
流れ星を見ると、君からのメッセージかなって思うんだ。
一番星を見つけると、君なのかなって思うんだ。
一言いい忘れてた。
翼もないのに、翔ぼうとしていた僕を
君は、真っ直ぐな瞳でずっと傍に居てくれたね。
どんな時も、僕を信じてくれたね。
だから、君に
最後に一言。
「ありがとう。」
=Fin=
kichi
※忠告 コピーなどは絶対にダメです!