あぁ 姫よ、
今、助けに行くよ。
城の頂点に
閉じ込めた、僕を
許してほしい。
あぁ 姫よ、
どうしても許せないならば、
この剣で、刺せばいい。
ただ、心残りなのは
あぁ 姫よ、
一滴たりとも、流さなかった
あの、氷のような
冷たい瞳。
今にも、僕は
あの瞳によって、
溶けて消えてしまいそうだ。
あぁ 姫よ、
これだけは、分かって欲しい。
本当に、本当に、
貴女のことを、誰よりも
愛していた・・・。
fin
※忠告 コピーなどは絶対にダメです。
kichi
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